カレンダー撮影

 
ローバジェット映画の撮影ではよくある話で、
早朝から晩までほぼずっと自分の出演シーンの撮影。
特に『闇金ドッグス』シリーズの撮影は大変でした。
それを思い出すかのような今回の撮影スケジュール。
ブロマイド写真、アクスタ写真、宣材、そして、カレンダー。
勿論カレンダーは12ヶ月分です。
前のブログでも云いましたが、これは久々の大撮影だと肩に力が入りました。
ただ不思議な話で、先日スタジオ下見でMEGUMIさんの本を
目の当たりにしたことで当時のことを思い出し、
バディである忠臣役の山田裕貴くんと頭の中がパンパンになりながら
1日中闇金ドッグスを撮ってた景色が甦りました。
撮影前に意識がプレパレーションされ、気概と経験を確認して
自分を見てから進める運びになりました。
このスタンスの方が、自分らしくて良いと。
 

 
さぁ、シュート開始!
当日はSCRAPE(off)という企画を共に推敲してる山田くんを
カメラマンに擁しての撮影です。
若くて真面目、伸びしろと期待値が高いです。
何より新しいことに挑戦してくる時のベクトルが面白い!
撮影前にはいくつか絵コンテまで描き上げてくれる気丈さ。
案の定、未だかつてこのスタジオでおそらく誰も撮ったことはないであろう
『画』を彼はカメラに収めていきましたよ。
信頼度もまた増しました。
無論そちらの『画』はカレンダーに入れる予定です。お楽しみに!
不思議なことにこの撮影のバディもまた『山田くん』なのです。
 

 
撮影は春夏秋冬、4シーン4スタイル。
4シーンの中でカットを割って月に振っていこうという案で進んでいきました。
衣装以外にも小道具をいくつか持ち合わせてのその場その場での
フリースタイルと言いますか、コンセプトはあえて明確にせず臨みました。
この態勢だと土台がなくてみんな困るはずなんですけどワガママにね、
やってみたんです。誰も何も言わずについてきてくれました。
自分もしれっとそこを隠蔽していたので、
みんな気づかなかったのかもしれませんが、、、笑
それでも香盤表を組んでくれたり、重いセットを動かしてくれたり、
食べ物買ってきてくれたり、現場の空気を明るく進めてくれたり、
髪や衣装のチェック、もっと言うなら画の中にまで入ってくれました。
(演出上ね。ふざけて入ってきたわけじゃないよ笑。)
協力してくれたスタッフのみなさんには本当に感謝しかないです。
 

 
ただどうしてもこの初陣、このカレンダーはやりたいことがありました。
自分の頭の中にまず浮かんだものはチーム一人一人の感性の矢印。
コンセプトで一点に纏めずに『撮影』、『カレンダー』という名目2つで
各々自由に進み交わった点で確固として掘っていく、
各々の役割をそこで明確にしてお互いがお互いを信じて
1番良いモノを作成するという環境。
それを作品に完璧に反映させていきたかったです。
これは事前に練ると絶対に出来ないので正直かなりの賭けでした笑
計画は守るためのもので、攻めていくためのものではないという
固定概念があるため攻めに攻めた撮影になりました。
ただでさえ過密なスケジュールでしたが、結果お互いをフォローし合えて
時間もスレスレでなんとか納まり、
疲労感も清々しく自分の中を通り抜けていきました。
なにより個々の力が高くないと仕上がらない!!パーフェクト!!
 

 
かなり画力の強い写真が集まりました。
写真集を見据えての一歩目だったので先々に兆しの良い光も差しました。
チーム力による画力。個性的なカレンダーになりそうです。
面白いことに撮影後のサイゼリアにて、、。
『なんか写真集みたいねこれ。』と、計らずも1番欲しい言葉が
写真確認をしてるスタッフさんから飛び出しました。
嬉しかったなぁ。これでひと安心。そしてこの環境、このチームに感謝です。
なので、みなさん。今度のカレンダーは写真集風カレンダーになりそうです。
話の流れからミラノ風ドリアが浮かんだかもしれませんが、
沢山の人に愛されるアイテムというところでは同様に在りたいです。
しかし、撮り終えたのは写真だけでカレンダーの作成は
まだまだこれからなんですけどね笑。
写真の選定もありますし、、、大変!
2月16日のイベントではカレンダーの作成話などもしていきたいと思っています。
このブログではカレンダーメインで話しましたが、グッズ撮影の話なども
沢山出来たらと思います。
みなさんが喜んでもらえるものが仕上がりますように、、、。
目指すゴールはそこだけなんで!
それでは^_^